進撃の巨人 The Final Season ヴィリー・タイバーの演説(64話 宣戦布告より)

ネタバレです。

タイバー家の当主、ヴィリー・タイバーの演説を、管理人がアニメから文字起こしさせて頂いたものです。間違いがないように努力していますが、もしありましたらご容赦下さい。また、当方のURLを所々に記載しています、ご容赦下さい。

 

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64話 宣戦布告

むかし話をしましょう。今からおよそ100年前。エルディア帝国は巨人の力で世界を支配していました。

始祖ユミルの出現から今日(こんにち)にいたるまで、現生の人類が三度絶滅しても足りないほどの命が巨人に奪われたとされています。

巨人によって、途方もない数の民族や文化、その歴史が奪われてきたのです。その殺戮(さつりく)こそが人類史であり、エルディア帝国の歩んだ歴史でした。

そして敵のいなくなったエルディア帝国は同族同士で殺し合いを始めました。巨人大戦の始まりです。八つの巨人を持つ家が血を流しあったのです。

そして、この状況に勝機(しょうき)を見出したマーレ人がいました。彼こそが英雄ヘーロス。

彼の巧(たく)みな情報操作により、エルディア帝国は次々と同士討ちに倒れて行きました。

そして彼はタイバー家と手を組み、勝つことが不可能とされたフリッツ王さえも島に退かせることに成功しました。

(聴衆の拍手)(C)tv.in-jpn.com

しかし、パラディ島に退いた王は未だに力を持ったまま。世界を踏みつぶせるだけの幾千万(いくせんまん)もの巨人が、あの島に控えています。

「今現在、我々の世界がまだ踏みつぶされずに存在しているのは、偶然だ」、巨人学会はそうとしか説明できません。

わが祖国マーレは、その脅威(きょうい)を排除すべく四体の巨人を島に送り込みましたが返り討(う)ちに終わり、戻ってこられたのは鎧の巨人のみ。

つまり、暗黒の人類史たるエルディア帝国は、未だ健在なのです。

(クルーガーとライナーの会話シーンなどへ)(C)tv.in-jpn.com

さて、ここまで語った話は誰もが知る事実。ですが、真実とは少々異なります。

ここからは、我々タイバー家が戦槌の巨人(せんついのきょじん)と共に受け継いできた記憶、その本当の真実を、今回初めて公表させて頂きます。

今からおよそ100年前。巨人大戦を終わらせたのはヘーロスでもタイバー家でもありませんです。

あの戦争を終結させ、世界を救ったのはフリッツ王なのです。

彼はエルディア帝国の残虐な歴史を嘆き、同族同士の争いに疲れ果て、何より虐(しいた)げられ続けたマーレに心を痛めておられたのです。

彼は始祖の巨人を継承すると同時にタイバー家と画策し、一人のマーレ人を英雄と称し活躍させました。

名はヘーロス。そしてできる限りのエルディア国民を島に移し、壁の門を閉ざしました。

その際、安息を脅(おびや)かせば幾千の巨人で報復すると、言い残しました。

しかし、これは真意ではありません。(C)tv.in-jpn-com

フリッツ王は自らの思想を引き継がせるため、「不戦の契(ちぎ)り」を生み出しました。

これにより、カール・フリッツの思想は代々受け継がれ、今日(こんにち)まで島から巨人が攻めてくることは無かったのです。

つまり

世界を守っていたのは、我々が忌(い)むべき壁の王だと思っていたカール・フリッツの平和を願う心なのです。

彼の目的は平和です。

のちにマーレが力をつけ、王家の命や始祖の巨人を奪おうとするなら、それを受け入れる。それほどまでに、エルディア人の犯した罪は重く、決して償うことはできない。

ただし

いずれ報復を受けるまでの間、壁の中の世界に、争いのない束の間(つかのま)の楽園を享受(きょうじゅ)したい。(C)tv.in-jpn.com

どうか、それだけは許して欲しい。王は最後にそう言い残しました。

(動揺する聴衆)

そう。我々タイバー家は一族の安泰(あんたい)を条件に、カールフリッツと手を組みマーレにエルディアを売った。

タイバー家とは、ありもしない名誉をむさぼる、卑(いや)しい「こそ泥」に過ぎない。

私がこの場をもって偽りの栄誉と決別したのは、この世界が置かれている危険な状況を理解したからです。

(兵士が行方不明といったシーンへ)(C)tv-hontou-jp

ヴィリー・タイバーのつぶやき「(舞台のそでに目をやり)そこで見ててくれ。これが俺のケジメだ」

 

カール・フリッツは始祖の巨人の力で三重の壁を築きました。この壁はおよそ幾千万もの超巨人で作られており、盾と矛として平和を守ってきました。

しかし近年、パラディ島内で反乱が起きました。フリッツ王の平和思想は淘汰(とうた)され、始祖の巨人はある者に奪われました。世界に再び危機が迫っています。平和への反逆者、その名はエレン・イェーガー。

(「悪いな、ファルコ」)(C)tv.in-jpn.com

パラディ島の脅威とは、この超大型巨人群による襲撃「地ならし」です。

先ほど説明した通り、王家の血筋は「不戦の契り」により始祖の巨人を行使(こうし)することは無い。

しかし現在、始祖の巨人を身に宿すエレン・イェーガーは「地ならし」を発動させる可能性を秘めています。

一度「地ならし」が発動されてしまえば、我々に出来ることはもうありません。

人類はただ、終末の足音に震え、逃げ惑うのみ。あらゆる都市や文明は踏み潰され、文字通り、全ては平らな地表と化すのです。

(エレンの回顧とライナーの供述。そして、教育の大切さ)

 

私はこの血を恨みました。他の誰よりも、エルディア人の根絶を願いました。ですが、私は死にたくありません。それは、私がこの世に生まれてきてしまったからです。

我々は国も人種も異なる者同士です。しかし、強大な敵を前にした今こそ、一つになる時なのです。だから今、死にたくない者は力を貸して欲しい。どうか、一緒に未来を生きて欲しい。

(聴衆の大喝采)(C)tv-in-jpn.com

皆で力を合わせれば、どんな困難も乗り越えて行けるはずです。

どうか、私と共に、力を合わせてパラディ島の悪魔と、戦って欲しい。

私、ヴィリー・タイバーはマーレ政府特使として、今ここに宣言します。

「パラディ島勢力へ、宣戦布告を!」

 

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