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[name]タイムボカン ・ 楽天市場で探す
放送開始年[dateCreated] 1975年10月
フジテレビ 土曜18:30
再放送:サンテレビ 2022年8月8日(月)~10月31日(月)まで 月-金 朝7:30
タツノコプロ
全61話
丹平 (故)太田淑子(おおた よしこ, , このblogで他の作品)
淳子 岡本茉利(おかもと まり, , このblogで他の作品)
チョロ坊 桂玲子(かつられいこ, , このblogで他の作品)
木江田博士 (故)槐柳二(さいかちりゅうじ, , このblogで他の作品)
ペラ助 (故)滝口順平(たきぐちじゅんぺい, , このblogで他の作品)
マージョ (故)小原乃梨子(おはらのりこ, , このblogで他の作品)
グロッキー (故)八奈見乗児(やなみじょうじ, , このblogで他の作品)
ワルサー (故)たてかべ和也(たてかべかずや, , このblogで他の作品)
ナレーター (故)富山敬(とみやまけい, , このblogで他の作品)
再放送のガッチャマンの後番組で継続して見ました。年代物アニメの再放送は引き続き、サンテレビさんには感謝です。
正直、ガッチャマンよりかは「子供向け」なので、さらーと見ることがほとんどで、大人が見て楽しめるほどの内容は少なかったです。
ただ、宝島、シンデレラなど「童話」を取り入れる回が多く、歴史へのタイムスリップした味方、敵とのバトルは、よく考えられていたと思います。
「必ず現代に戻る必要がある」ため、どんなにダメージを受けても帰還できるようにしていたり、メンバーが死ぬことはなかったので子供でも安心して見られるアニメでした。
感動的なシーンといえばジュン子ちゃんの祖父、木江田博士と出会えたシーン。ここでひとまずタイムボカンは終わっても違和感がない展開でしたが、高視聴率だったのかご存じの通り続行。博士の復帰により登場メカが増えることになります。
正直、私はメカの見覚えはあるものの、内容だけでなくメカの名前も覚えていなかったのですが、タイムボカンには「母艦」という意味があり、だからテントウムシのメカが搭載されていたのか!とか、
途中から(wikiでは29話以降から)「タイムドタバッタン」「タイムクワガッタン」が登場し、タイムボカン2、タイムボカン3という別名があるなど視聴者を飽きさせない展開になっていたことにも気づきました。
ただ、どのメカも悪玉トリオのメカに足や羽根を壊されることが多く、「弱いなあ」という印象でした。さらに「今週のハイライト」が味方ではなく敵チームの目玉シーンだったことや、悪玉トリオの基地のデザインがのちのヤッターマンの基地に似ていることに、再放送で気づきました。
また、ミニメカの集団が味方ではなく悪玉のメカから登場していたことがあったのを見て、この発想がヤッターマンに引き継がれたこともわかりました。
総じて、タイムボカンがシリーズの原点となる要素が色々含まれていたことや、悪玉トリオには「大ボス」がいなかったので、自由に悪事を働いていたのが印象的でした。
[name]ヤッターマン ・ 楽天市場で探す
放送開始年[dateCreated] 1977年1月
フジテレビ 土曜18:30
再放送:サンテレビ 2022年11月1日(火)~2023年3月31日(金) 月-金 朝7:30
タツノコプロ
ガンちゃん・ヤッターマン1号 太田淑子
アイちゃん・ヤッターマン2号 岡本茉利
オモッチャマ 桂玲子
ドロンジョ 小原乃梨子
ボヤッキー 八奈見乗児
トンズラー たてかべ和也
ドクロベー 滝口順平
ナレーター 富山敬
ヤッターマンメカ 大半を池田勝(いけだ まさる, , このblogで他の作品)
ドロンボー一味だけでなくヤッターマン、オモッチャマまで「声優陣がタイムボカンと同じ」ということに、再放送で気づきました。現代では、同じアニメの続編ではない限り、なかなか無いと思います。
アニメとしては単純なストーリー。
毎回、ドロンボーがお店を出しお金を稼いでメカを製作。ふらっとドクロベーからの伝言が届いて、地球上のどこかにあるとされるドクロストーンを探しに出発。それを知ったヤッターマンが後を追いかけるというのがお決まりのパターン。
タイムボカンの時よりは「人間対人間」のシーンが増えたように思えます、また、ヤッターマン1号2号はメカの外に捕まりながら移動。そのため、ドロンボーメカの攻撃を受けると、ヤッターメカから離れた場所から指示を出したり、見せ場となる「メカの素」を投げます。
普通のメカなら「人間は中」なのですが、ひょっとすると「メカの素」をヤッターワンらに食べさせるシーンを重視した結果、「人間は外」になった可能性があります。推測です。
ですが、視聴率が良かったのか1クールを超えて放送されるようになり、そのあたりから、毎回、マンネリを防ぐような小ネタを入れてきます。
・ブタもおだてりゃ木に登るが登場。
・ナレーションの富山敬さんが歌う。
・出だしが「アイツほめられた!」の歌が流れ、途中、ハガキを投稿した人の写真をカットに入れる。
・ヤッターマンが持っていたドクロストーンが盗まれる。
・今週のビックリドッキリメカが、いつの間にかドロンボー側も出てくるようになり、運動会のような競技をして勝ち負けするような機会が増えた。
・「富山敬でした」と名乗ったり、ドロンジョが「富山敬ちゃんの領分をおかすんじゃないよ」(89話)と、無謀なセリフが入る。
・なぜかドロンジョがヤッターワンとカラミ出して、ボヤッキーがヤキモチを焼く。
毎週、小ネタを入れていた点を考慮すると、製作サイドは大変だったと思います。
ボヤッキーの口癖
「会津若松のお花ちゃん」
14話でヤッターペリカンが初登場したシーン。タイムボカンの時より早い段階で2番目のメカを登場させたことで、視聴者の心をつかんでいたのがよくわかります。
16話でヤッターワンが出した大量の「ビックリドッキリメカ」が、ドロンボーのメカが出した音波によってヤッターワンを敵と誤認し食べ始めたシーン。ヤッターワンの装甲がすべて食べられ内部メカが丸見え状態になったのにはかなり衝撃を受けました。
58話で「新メカ」の紹介があった。この時点でヤッターキングは登場済みで、その中に搭載される3体のメカ、ヤッターパンダとコパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブルが歌舞伎風で紹介され、さらにはヤッターワンをモチーフにしたと思われる神様に無事を祈願するシーンがあった。
この時点ではオープニングは以前のままだった。まず、初めから登場する「ヤッターワン」と、後期に登場するヤッターキング。この再放送を見てやっとその流れを理解できた。
また、ヤッターキングが登場して以降、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウの登場回数が激減し、58話の時点で「ヤッターキングからヤッターアンコウが登場したシーン」を1回だけ見たと記憶している。
59話 オープニング、エンディングが新バージョンに変わった。
ボヤッキー「アラサッサ。今回こそヤッターマンをやっつけて、ドロンジョ様の屈辱を晴らしてお見せしましょう。」
ドロンジョ「ホ?おまえたまには良いことを言うじゃないか!いいよ、その心意気。それこそ男って言うものさ!」
(カチッとパネルが開く)
ド「何だこれ?」
ボ「おだてブタです」
ド「おだてブタ?」
ボ「つまり、このマシーンはお世辞やおだてを見破る機械なの、つまりドロンジョ様は私をおだてようとしたのよ」
ド「おまえを見込んでるからおだててるんだよ。くだらない物を作るヒマがあったらサッサとおやりよ、もう」
ただし、wikipediaによればその名文句は福島県会津地方が発祥でヤッターマンではない。
・少し前の回から、ヤッターパンダとコパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブル、どれが登場するかはグー子、チョキ子、パー子による椅子取りゲームで決めるようになった。
ただ、グー子、チョキ子、パー子のデザインが全く同じなので、ゲーム中、誰が成功したのか全くわからず、最後の「パー子が勝ったから」というセリフで視聴者がわかる手法。おそらくコマ製作削減のためだと、個人的に思いました。
・やはりヤッターペリカン、ヤッターアンコウは全く出なくなったので、消えた模様。当時の子供達は違和感を感じなかったのだろうか?
73話の最後に、なぜか富山敬氏が歌を歌う。珍。
91話 ヤッターゾウ、ヤッターよこづな、が登場。ヤッターゾウはヤッターキング同様の母艦タイプで、艦内には、よこづなを含めた4体を搭載している。
108話 なんの前触れもなく、最終回になった感じが強い。そして、ドクロベーやドクオストーンの謎、ドロンボー一味の結末、ヤッターワンを除いたすべてのヤッターメカの登場、という「どう考えても無理矢理詰め込んだ感じがした最後」でした。
ただ、話数を考えると「2年」、おそらく毎週毎週アップされていたことを思えば、「多少の無理感」「?な内容」は許せるし、なによりも当時の子供は十分楽しまさせてもらっていたはず。
再放送に際し、過去に派手な爆破シーンで「てんかん」を起こす子供がいたため、サンテレビの再放送では「爆破シーンになるとトーンを暗め」にしていた。